ヒグマ侵入防止用の電気柵
北海道では、短い夏休みが終わり、子供たちが学校に戻ってくる時期になりました。学校が再開するこの時期に、ウトロの小中学校の周囲に設置している電気柵の草刈りを丸2日かけて行いました。
電気柵は、柵に触れた野生動物に電気ショックを与えて侵入を防ぐための道具です(接触すると強いショックを受けますが、流れる電気は基準に沿った安全なものです)。機能をしっかり維持するためには、漏電の原因となる草や落枝を除去するという日常的なメンテナンスが欠かせません。
市街地へのクマとシカの侵入を防ぐため、ウトロ地区では、13個のパワーユニットを使い、約7.5㎞の電気柵に通電しています。植物がものすごいスピードで成長するこの時期は、電気柵の電圧を維持するだけでも一苦労です。