5日目(8月3日):探検の日 ~第38回知床自然教室~
今日は「探検の日」。
ポンホロを離れ、100平方メートル運動地の東側にある岩尾別台地を目指します。
6時半、朝食を済ませ、必要なものをザックにつめ込み、探検へと出発です。斜面をよじ登り、背丈よりもあるササやぶをくぐり抜け、森の奥へと分け入ります。
途中、羽化したてのセミと抜けがら、シカのフンや足跡、木の幹に残るクマの爪痕など、そんな知床の生き物の気配を感じながら歩みを進めていきました。
同時にここは開拓跡地、かつて人が暮らしていた場所でもあります。今も残る道の跡や家の土台のブロック塀がほんとうに知床にも開拓の歴史があったことを教えてくれます。
森や海、空や山、そんな知床の自然の中にも人が関わってきた歴史を感じる一日になりました。
午後、ポンホロに戻り、野外生活最後の夕食です。
そして、夕食の後は、月明かりの下、みんなで歌をうたい、最後の夜を過ごしました。