100平方メートル運動は40年目を迎えました。
実施日:2017年9月16日(土)~17日(日)
今年、「しれとこ100平方メートル運動」は、40年目を迎えました。1977年にスタートしたこの知床の運動は、最初の目標として掲げた開拓跡地の買い取りを1997年に達成し、現在はかつてこの地にあった森を再生する取り組みを続けています。
この運動は、土地の買い取りから今の森づくりまで約6万7千人もの方々からご支援をいただき今日に至っています。
今回は、40年目の節目として、運動地の散策や講演会、植樹祭など2日間にわたるイベントを開催し、全国から多くの皆さんにお越しいただいきました。
初日、まずは先週オープンした運動地を歩く森づくりの道「開拓小屋コース」の散策を皮切りに、午後は知床自然センターで運動にゆかりのある方々の講演を行いました。
講演では、運動に当初から関わる午来元町長や森づくりについての助言をいただいている弘前大学の石川教授を始め、運動の関東と関西支部、ご支援をいただいているダイキン工業の藤本CSR室長からもそれぞれ報告をいただきました。
そして、夜の交流会をはさみ、翌日は21回目を数える「森の集い」での植樹祭です。秋晴れの空の下、120人の皆さんにお集まりいただき、約300本のトドマツの苗木を知床の大地に植え付けました。
40年という歳月は人にとっては短くはないものですが、自然の推移の中ではわずかな時間かもしれません。100平方メートル運動は、100年200年先の未来の森を目指し、次の世代、次の世代へと引継ぎながらこれからも続きます。
今回ご参加いただいた皆さん、そして全国各地から応援していただいている皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。