電気柵の撤収作業
知床は雪が舞う季節になりました。
つい先日まで活発に活動していたヒグマたちも、そろそろ冬眠に入ったのかもしれません。
ヒグマの出没騒動もだいぶ落ち着いてきました。
毎年、雪が積もり始めると、電気柵の撤収作業が待っています。
電気柵が完全に雪に埋もれてしまうと、電気柵のラインが断線してしまうため、
区間によってはラインを落としたり、ポールや杭の回収を行います。
この電気柵は、ヒグマの市街地侵入を防止する目的で設置しており、
ウトロの町をぐるりと一周囲う形になっています(総延長は約7.5km)
(電気柵にヒグマが触れると電気ショックが起こる仕組みです。
接触すると強いショックを受けますが、流れる電気は基準に沿った安全なものです)
電気柵は、ヒグマの市街地侵入を100%防いでくれる訳ではありませんが、
ウトロの町を守ってくれる心強い道具です。
今年一年、お疲れ様でした。