とある鳥の死
斜里からウトロへ走っている途中、道路上に大型の鳥の死体を発見しました。
まさかオオワシ!?と思って確認してみると、オオセグロカモメの交通事故死体でした。
オオワシでなくてほっとしたのですが、ここでふと疑問がわき上がってきました。
オオセグロカモメは死んでもいいのか?天然記念物じゃないから?希少種じゃないから?
そうではないはずです。
確かにオオワシは希少な鳥です。
しかしこのオオセグロカモメの命も一つしかなかったものです。
私はいつの間にか命を天秤にかけているのだと気が付きました。
自動車というものは野生動物にとって非常に恐ろしいものです。知床は野生動物が多い反面、ロードキルで死亡する動物も多いのです。エゾシカ、キツネ、タヌキ、カラス類、カモメ類が多く、ごく稀にヒグマも交通事故に遭います。
もちろんわざと動物を轢く人などいないでしょう。しかし少しゆっくり注意深く運転していれば避けられた事故もあるのではないでしょうか。
(担当:能勢)