今年は「クマ端会議」を斜里でも実施しました。
実施日:2018年2月9日(金)@ウトロ、2018年2月10日(土)@斜里市街地
地元住民の皆さんと昨年のヒグマシーズンを振り返り、ヒグマについてざっくばらんに語り合う「クマ端(ばた)会議」を今年も実施しました。
これまで知床国立公園に隣接しているウトロでのみ実施していましたが、5年目となる今回は斜里市街地でも初めて開催しました。
ウトロの回ではヒグマの出没状況説明やヒグマフリートークに加え、ヒグマ撃退スプレーの噴射を体験していただきました。(注:試射用スプレーのため、刺激物質のカプサイシン等は一切入っておりません。)
さらに初開催となる斜里の回ではヒグマの生態話も交え、またヒグマ学習教材のトランクキットも持ち込み、実際にヒグマの毛皮や頭骨などに触れていただきました。
斜里市街地は知床国立公園から約40km離れており、ウトロに比べるとヒグマを身近に感じる機会が少ないかもしれません。しかしヒグマにとってはたいした距離ではなく、少し歩けばウトロの街も斜里の市街地もすぐそこの場所にあります。
これからもここ知床でヒグマと人がともに暮らしていくために、私たち人間側が持つべき認識、できることを住民の皆さまと共有していく場として「クマ端会議」を続けていきたいと思います。
(担当:田中)