冬の森づくり ~ボランティアの皆さんの力~
実施日:2018年2月10日(土)~12日(月)
この週末は、遠くは関西関東から、近くは地元斜里や小清水から総勢11名のボランティアの皆さんにお集まりいただき、森づくりのお手伝いをしていただきました。
3日間とも天候もほど良く、100平方メートル運動地の見回りや樹皮保護ネットの巻き直し、それから伐採した木の枝払いや運び出しなどの作業を進めることができました。
現在、100平方メートル運動地では過去に植えたアカエゾマツが大きく成長し、アカエゾマツばかりの林となっている場所が多くあります。
そこで、アカエゾマツ林の中の一部の木を切って、そこにもともと知床にある木々が新たに育つ場所(環境)を作っていく作業を進めています。(現場では、「アカエゾマツ造林地の密度調整」と言っています)
例えば、この作業の中でもボランティアの皆さんの力は絶大です。
木を切ること自体は、チェーンソーを使ってスタッフひとりで済むのですが、切った木をどけたり運んだり、運び出すためにじゃまな枝を払ったりと人手がものをいう場面が多々あります。(ちなみに運んだ丸太は、別の木を植える際の支柱などとして有効活用しています)
今回も皆さんのお力を借りて20数本の木を切り、新しい森が始まる場所を作ることができました。
ここに新たな木々が育ち、森になるのはまだまだ先のことですが、ぜひ雪のない季節にも様子を見にきていただければうれしい限りです。
今回お集まりいただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。ぜひまた知床に、お手伝いにお越しください。
(担当:松林)