地元の学校で「クマ授業」を開催しました。
知床国立公園の最寄町、ウトロ。
たくさんのヒグマが生息し、毎年多くの旅行者が訪れる知床ですが、ここには地元の方々の生活があり、子供たちが通う学校があります。
知床ウトロ学校で、毎年恒例の「クマ授業」を開催しました。
「ヒグマってどんな生き物?」
「クマに会ったらどうする?」
まずは8年生が先生になって、1,2年生に授業をしてくれました。
さすがは8年生。毎年授業を受けてきたおかげで、しっかりと下級生に伝えることができました。
お次は知床財団スタッフによる2,3年生、3,4年生へのレクチャー。
8年生があまりにも立派だったので、プレッシャーを感じるスタッフですが・・・
みんな楽しく真剣に聞いてくれました!
「ヒグマは積極的に人を襲う生き物ではないよ。ヒグマに出会ったら、あわてずさわがず、ゆっくりと離れて学校やお家に連絡しよう。」
ヒグマの学習キットを使って、クマの生態も学びました。
この季節、0歳の子ぐまを連れたヒグマをよく見かけます。
クマにとっても、ウトロの子供たちやお父さんお母さんにとっても、ここはかけがえのない生活の場です。それぞれの日常を守っていくことの大切さを、この授業を通して私が教わったように感じます。
(担当:川村)