「第22回森づくりワークキャンプ」開催報告
実施日:2018年5月15日(火)~19日(土)
知床の開拓跡地に原生の森と自然を取り戻すための取り組み『100平方メートル運動の森・トラスト』。この運動の参加者の皆さんと現場スタッフが、共に森づくりに汗を流す「森づくりワークキャンプ」を5月15日~19日の日程で開催しました。
今回のワークキャンプは、1997年の第1回から数え22回目。これまでは秋だけのイベントでしたが、今年から春と秋の年2回開催することになりました。初めての春開催となる今回は、6名の皆さんにご参加いただき、森づくりに打ち込む5日間を過ごしました。
今回は雨にも降られましたが、小さな木から大きな木まで各種の移植作業を進めることができました。例えば、こんな木々の移植は、春先のこの時期と秋のわずかな時間しかできないため、お手伝いいただく皆さんの力は、知床の森づくりにとって欠かすことのできないものになっています。
もちろんどんな作業もできることを自分のペースで、これが知床の森づくりのやり方です。穴を掘ったり、柱を立てたり、ひとつひとつの作業を声を掛け合い協力しながら進めていきました。
今回ご参加いただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。長くて短い5日間、この日々の積み重ねが数百年先の未来の森へとつながっていくはずです。
〈参加者からの一言〉
・雪が消えて土の色に生命を感じ、木々の芽吹きに囲まれる知床の森の中で、仲間と作業をするのは楽しいです。(M・Mさん 50代女性 中標津町)
・広大な土地に小さな力の積み重ねで、少しずつ良くなっていることに感動しました。機会があればまた参加したいと思います。スタッフの皆様、ありがとうございました。(U・Hさん 60代男性 滋賀県)
・自然の中で作業することがとても気持ち良いです。穴掘り大好き!(T・Yさん 50代女性 斜里町)
・苗木が無事に大きく育ってくれれば良いなと思っています。(I・Sさん 50代男性 神奈川県)
・知床の自然に触れられて過ごすことが出来る時間がとても楽しく、又自然の力に驚くことが多く、自分を見直す良い場所でもあると思います。(O・Kさん 60代女性 埼玉県)
・キハダ、芽から2年目の小さな小さな苗。これが30年もすると、大木になるのですね。楽しみです。(K・Mさん 60代男性 札幌市)
(担当:松林)