子ジカにご注意ください
本日、知床横断道で交通事故で死んだ子ジカを回収しました。
6月はちょうどエゾシカの出産期で、あちこちで産まれたばかりの子ジカが確認されています。
子ジカは母親について行くのに一生懸命で、道路や車の危険性など理解できません。そのため交通事故に遭うことが多いのです。
シカを轢かないようにする方法は、まずゆっくり走ることです。
そして辺りに注意すること。シカは群で行動するので1頭見えたら他にもいると思ったほうが良いでしょう。
1頭が道路を横断したら、後続で他のシカや子ジカが飛び出してくるかもしれません。
大人のシカにぶつかれば車が大破する恐れがあり、バイクや自転車でぶつかったら放り出されて怪我をしてしまいます。
野生動物に注意して運転することは、動物だけでなく自分や他の人の安全を守ることにもつながります。
※万が一、シカを轢いた場合は知床自然センターに連絡をお願いします。怪我をしたシカや死体を放置しておくとヒグマが食べにくる可能性があります。
(担当:能勢)