ゴミの投棄は餌付けと同じです
知床も観光シーズンになり人が増えました。そして残念ながらゴミの投棄も増えました。
本日は知床横断道でオニギリやサラダなど食品の入ったゴミが投棄されていました。オニギリの賞味期限が6月28日だったから、ごく最近捨てられたものでしょう。
知床横断道は知床世界自然遺産エリア内にあり、ヒグマやキツネなど多くの野生動物が生息しています。
そしてヒグマやキツネは鼻がいいため、人の捨てた生ゴミをすぐに見つけて食べてしまいます。
人間の食べ物はスパイシーで栄養満点であり、野生動物にとって非常に魅惑的です。
一度食べればその虜になって、何度も道路に出て来るようになるかもしれません。
しかし野生動物が道路に出れば車に轢かれたり、ぶつかったりして死亡する危険性が高くなります。
最近、知床横断道ではヒグマの出没情報が多くなっています。もしヒグマが生ゴミに餌付いて道路に居ついてしまったら、自転車や徒歩で横断道を移動する人に危険がおよぶかもしれません。
だからゴミの投棄はやめてください。人間のゴミで他の生き物が犠牲になっていいはずがありません。
(担当:能勢)