3日目(8月1日):ポンホロの日。 ~第39回知床自然教室~
野外生活の初めての朝。
今日も晴れの予報です。ただ、暑さはひと段落し、だいぶ過ごしやすくなりそうです。
一日の始まりは朝食作り。焚き木を探し、火を起こし、ごはんを作る、これが自然教室の基本です。
今日は、ポンホロを知る一日です。班ごとに歩き回り、例えば、この道を行くとどこへ行くのか、見通しの良い場所、悪い場所、それから大事な焚き木はどこで拾うかなど、ポンホロで生活をしてくために必要なことを学びます。
もちろん、ここは知床の自然の中。歩き、見つめ、探し、聞き、触れ、自分の全部を使ってその全てを感じていきます。少しづつ知床の森と自然教室の世界が広がります。
歩き、ごはんを作り、食べ、そうこうしているうちにあっという間に夜はやってきます。夜7時、ふだんの生活では、少しも遅くない時間ですが、電気も何もないポンホロでは、もう真っ暗な世界です。
そうなると、夜空に広がる星を見るぐらいであとは寝るだけ、次の日に備えます。