2日目(8月2日):ポンホロ入り、野外生活。 ~第40回知床自然教室~
爽やかな朝、雲一つないまぶしい青空は夏日の予感。
今日は、ウトロ漁村センタ-からキャンプ地ポンホロを目指します。道のりは約5kmの行程です。
こまめな水分補給と休憩をとりながら、ひたすら歩きます。幌別川にかかる橋を渡ると、そこは世界自然遺産の中です。夏の陽射しは容赦ありませんが、木々がつくる日陰を渡るように歩き、ほどなくして森に入ることができました。木漏れ日いっぱいの森の中は、暑さを和らげ、がんばって歩いて来た子どもたちに涼しい風のプレゼントを贈ってくれます。
これから生活する森に挨拶をかわし、みんなで「ホイホイ」かけ声をかけながら森の坂道を登ると、そこがポンホロです。ポンホロ到着後は、すぐに生活をする準備が始まります。
正午の厳しい陽射しの中、かまどやトイレを作るのは大変ですが、これからの野外生活には欠かせないものです。子どもたちは仲間と協力して、自分たちの手でやり遂げます。日が西に傾く頃にはもうクタクタですが、もちろん夕食も自分たちで作ります。森の中で生活する大変さを体験することで、生きる力が身につく。それが自然教室流です。
日焼けしたみんなの顔は、毎日が全力投球の証。日増しに子どもたちはたくましくなります。