アドバイザリーボード会議に出席しました
知床財団では、本年度(2019年度)から、環境研究総合推進費【4-1905】を活用して「遺産価値向上に向けた知床半島における大型哺乳類の保全管理手法の開発」と題し、北海道立総合研究機構と北海道大学と、共同で調査・研究に取り組んでいます。
2019シーズンの知床半島全域にわたる現場での調査作業は11月には概ね終了し、調査の片付け作業も落ち着いたころ、今年度の取組と今後の展望を議論するアドバイザリーボード会議が札幌で開催されたので、知床財団も出席しました。
(※アドバイザリーボード会議とは、研究の途中段階で見識のあるアドバイザーを招へいして、研究の進め方等についてアドバイスをいただくための会議です。)
現場作業に携ったサブテーマ1、サブテーマ3の現時点までの解析結果と今後の研究展望を伺うとともに、知床財団からはサブテーマ2「海と陸の物質循環に寄与するヒグマとサケ・マス類~ヒグマ大量出没の要因解明~」と題し、職員がプレゼンを行いました。サブテーマ2に関わる調査もいくつか財団で実施しています。
(リンク①:糞洗い)
(リンク②:ドングリの豊凶調査、昨年実施のもの:同様の調査を今年は半島全域で予備調査しました。)
会議は議論の末に無事終了し、知床に戻りました。
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会議の様子
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発表職員の憂鬱
(清成)