オニアザミバスターズ・リターンズ2020&クマ活も!
7月9日(木)、斜里町ウトロに住む方々を中心に集まっていただき、
知床国立公園内で外来種のアメリカオニアザミを刈り取りました。
この「オニアザミバスターズ」、実は2017年に環境省事業の「住民講座」というイベントで立ち上がり、
住民の皆さまの活動として翌年2018年も継続して実施してきたものです。
今年も私たちの呼びかけに応えていただき、2年間継続して刈り取り作業をしてきた場所に向かいました。
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アメリカオニアザミはきれいなピンク色の花を咲かせます。今回はこの花が咲く前に刈り取りました。
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このあと綿毛になり、種をつけて遠くへと飛んでいきます。
過去の作業の成果もあって、目立ったアメリカオニアザミは最初のうち見当たりませんでしたが、
よくよく見ると、根強く残っていた株や、森の縁に隠れて刈り残されていたオニアザミを発見。
さらにはロゼット状のオニアザミも足もとに広がっていました。
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ロゼット状のアメリカオニアザミ。
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小さなロゼットも見逃さず刈り取る参加者。
目的の場所のオニアザミをひと通り刈り終わった後は、
知床ウトロ学校を取り囲む電気柵の周りの草刈りを実施しました。
この電気柵はエゾシカやヒグマが市街地に入りこまないようにするための大事な予防線。
しかし、草が被ってしまうと漏電の原因になりきちんとした機能を果たせません。
草刈りは大事なメンテナンス作業のひとつです。
今回はオニアザミバスターズの皆さんと、北こぶしグループのクマ活チームの皆さんとで力を合わせて
背丈を超えるイタドリに立ち向かい、草ヤブをみごとに一掃しました。
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万が一、ヒグマが侵入して入りこんでしまったら、全く見えない草丈の藪。
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イタドリをきれいに刈り取り、すっかり見通しが良くなりました。
ご参加くださった地域の皆様、このたびもご協力いただきありがとうございました。
(担当:山本)