冬期ボランティア活動報告【第3弾】

若いアカエゾマツは、たくさん枝があるため、近づくのも大変です。
2/13・14日に冬期最後のボランティア活動を実施しました。
今回も地元斜里町及び近隣から7名の参加者にお集まりいただきました。活動内容は、アカエゾマツの間伐です。
近年100平方メートル運動地では、アカエゾマツの人工林を知床本来の森に近づけるため、間伐を実施しています。今回のボランティア活動では、20年前に植えたアカエゾマツ林で間伐を行いました。
アカエゾマツの大きさはノコギリで伐れるサイズですが、間伐対象が200本近くありました。また伐ったアカ

伐った木を林内から運び出すのはひと苦労です。
エゾマツは、森づくり作業の中で活用するため、運び出し枝を払う必要があります。そして、これら一連の作業は大変な労力がかかるため、職員だけでは作業がはかどらない状況でした。しかし、今回もボランティアさんの活躍により作業を完了することができました。
スノーシューを履いて雪上で行う作業は、想像以上に体力を消耗します。それにもかかわらず、私たちの要望に応えてくれるボランティアの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!現場で働く私たちにとって、森づくりを応援してくださるボランティアさんの存在が何より心強く励みになります。

枝を払った間伐材は、広葉樹を植える時に使う支柱として活用します。役目を終えた後、運動地の土に還ります。
冬期の活動で予定していた作業は全て終えることができました。次の活動は春先を予定しております。まだ少し先ですが、職員一同再会できる日を楽しみにしております!

作業後は海側に足を延ばし流氷を眺めました。雄大な冬のオホーツク海、開拓当時の人々はどんな気持ちでこの景色を見ていたのでしょうか。