知床ウトロ学校で「環境と観光」の授業を行いました
4月16日(金)、知床ウトロ学校で「環境と観光」について考えるための授業を行ってきました。
知床が世界自然遺産としてすばらしい自然を有する一方で、観光地として抱える課題があることを伝える内容です。
対象の5年生は男子が大半を占めるクラスとあって、元気いっぱいに盛り上がる授業となりました。
まずは世界自然遺産知床の環境をおさらいすることから始め、
多くの人が訪れる観光地だからこそ自然と人との間で問題が起きていること、
生活の身近なところでも野生動物被害があること、
そういった問題を防ぐための取り組みがあること、などについて順番に話をしていきました。
最後は、知床財団が制作したヒグマに関する普及啓発動画「~B☆Bが教える~ヒグマに出会ったときのスリーアウト」を見てもらいました。
(B☆Bの「アウトー!」の声が気に入ったようで、「もう一度見たい!」というリクエストの声まで!)
知床に住む児童たちらしく、ここに生息・生育している動植物や、ヒグマと人の間で起きる問題についての理解度は高く、さすがウトロっ子!と感心しました。
私たちが行っているヒグマ授業の内容もしっかり頭に入っているようで、嬉しく思います。
また、知床の有する自然環境が世界的にも珍しいものであることを伝えると、一部の児童は驚いていたようです。
知床が抱える問題についても理解しつつ、自分たちの住む地域をより大事に思ってくれるようになれば、それ以上に嬉しいことはありません。
今後もこのような場で、知床の魅力や課題、それに対応するための取り組みを伝えていきたいと思います。
(担当:近藤)