札幌科学技術専門学校の実習
6月23日、札幌科学技術専門学校の野外実習を行いました。
世界自然遺産知床エリアでの、自然保全現場の取り組みを学ぶことをテーマとした実習です。
ありがたいことに、こちらの学校は2016年から毎年実習に来てくださっています。
新型コロナの影響もある中、今年も受け入れができたことに私たちも少しホッとしました。
まずはガイダンスに始まり、知床が世界自然遺産になった理由、今ある課題、自然センターの役割、等について説明していきました。
学生さんたち、しっかりメモを取りながら聞いてくれているので、話す方も適度な緊張感があります。
その後はセンター館内の見学を経て、フレぺの滝遊歩道の散策を行いました。
ネイチャー系の学校らしく、鳥や昆虫、爬虫類に興味ある学生さんが多く、要所で盛り上がりを見せていました。
午後は、森づくりの道の2コース(開拓小屋コース・シカ柵コース)、知床100平方メートル運動ハウスを見学しました。
防鹿柵の外と内にあるコースを歩いて比較し、植生の違いについて考えてもらうことが目的です。
この日は雲一つない青空で、陽射しが照りつける暑い一日でした。
午前と午後と、体と頭を使って学んでもらうのも大変だったと思います。
そんな中でも、多様ないきものの住処である知床、そこにある課題と対策、現場の取り組みをしっかり理解してもらえればうれしいです。
(近藤)