知床ウトロ学校で「クマ授業」を開催しました
知床はヒグマをはじめとする野生動物との距離が近い場所です。
そんな知床ならではの授業、「クマ授業」を今年も開催しました。今回は知床半島の西側・斜里町ウトロにある義務教育学校、「知床ウトロ学校」での授業でした。
ヒグマの生態や、出会った時の対処法を、クイズやシミュレーションを交えて楽しく学びます。
1年生は初めてのクマ授業に興味津々。そして1年生と2年生に授業をするのは、なんと8年生(中学2年生)。この日のためにヒグマのことをたくさん学び、授業の練習をしてきました。
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スライドと手作りのアイテムでレクチャー
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ヒグマトランクキットを使って楽しくクイズ
8年生は「ヒグマのせいたい」「ヒグマのこんせき」「ヒグマにであったときにどうする?」「ヒグマとともにいきるために」の4ブースに分かれてレクチャー。1、2年生はグループごとにをブースを回っていきます。
各チーム、クイズや演劇など工夫を凝らした授業でしっかりと伝えることができました。
3、4年生と5、6年生には私たち知床財団スタッフがレクチャーします。
「ヒグマにあったら、
あわてない、さわがない、
はしってにげない
ちかづかない
ゆっくりとさがって、お家の人・先生に連絡する」
お馴染みの着ぐるみ・クマのアニエスを使ったシミュレーションで、楽しく真剣に対処法を学びました。ヒグマトランクキットを使ってヒグマの生態も学びます。
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ヒグマに出会った時の対処法シミュレーション
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ヒグマの新生児について説明する知床財団スタッフ
5、6年生は少しステップアップして、クマ授業を学ぶ意味や、ゴミや人間の食べ物を食べたヒグマが変わってしまうこと、ヒグマとの遭遇回避方法なども学びました。
たくさんのヒグマがいて、旅行者がいて、そしてそこに暮らす人々がいる知床。
ヒグマのことを正しくを知り、人とヒグマがうまくやっていくためにはどうすればいいのか、この授業を通して地元の子ども達にも考えてもらえたらいいなと思います。