交通事故で死亡したキタキツネ
8月24日に知床国立公園内(プユニ岬~知床自然センター区間)の路上で、1頭のキタキツネが交通事故により死亡しました。
このキツネが死亡した付近では、道路から離れずに車へ接近する2頭のキツネが確認されていました。
実はこのキツネが死亡する前の8月18日に当該場所の近くで、公園利用者がキツネにパンのようなものを与えているとの情報が入っていました。
これは私の推測ですが、おそらく死亡したキツネは道路上で餌をもらった経験のある個体で、車に近づけば餌をもらえると学習したのだと思います。このように人から餌をもらった経験のあるキツネは頻繁に道路を徘徊し、車に近寄る行動を繰り返し、最終的に交通事故で死んでしまいます。
キツネに餌をあげてしまう人は、キツネがかわいくて、もっと近くで見たくて、ついついあげてしまうのでしょう。しかし、それは野生のキツネの人生を大きく変えてしまう行為である事を、もっとあらゆる人に知ってほしいと切に願っています。もう、この話は昔からよく言われていることですが、未だに野生動物への餌やりは無くなりません。
このブログを読んでいる皆様はどうか野生動物への餌やりはしないでください。
心からのお願いです。