盤ノ川魚道づくり 再チャレンジ
2021年9月、サクラマスが遡上する豊かな川を目指して、多くのボランティアの方々と汗水流して完成させた魚道。
そのわずか1か月後に発生した記録的な豪雨により半壊する事態に…
2022年9月22日~23日、
クラウドファンディングによる多くのご支援の後押しと、修繕を待ち望んでいた多くボランティアと共に、魚道づくりを再チャレンジしました。
基礎を強化するために岩石を丁寧に組み上げ、洪水でも耐えられる重くて丈夫な魚道へとリニューアル。総量4㎥の岩をボランティアの皆さんが手渡しで運び込みました!!
加えて、大雨により流れ込む岩石はねかえす「転石はね工」を設置、岩石を上流側に積み重ねる事で大きな岩石が魚道を直撃する事を防ぎます。ちなみに、骨組みの木材は森林再生作業で発生する間伐材を有効活用しています。
完成直後。魚道の上をしっかりと水が流れて大歓声があがりました。
洪水によって魚道下部に土砂が堆積し、以前より自然な流れが作られていました。
ボランティアの皆さん、2日間お疲れ様でした。
今後は、流れを緩やかにする微修正を重ねながら、魚が行き来できるように維持管理していく予定です。また、魚が魚道を使って往来したかを検証するための魚類調査も予定しています。
クラウドファンディングで支援していただいた皆さん、長靴が浸水しながら岩や砂利を運んでくださったボランティアの皆さん、本当に有難うございました。
今回の魚道修繕に係る費用は、ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングの寄付金を使わせていただきました。ご支援いただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。