ダイキン工業「第21回知床ボランティア」開催報告
2月3日~2月6日にかけて、ダイキン工業の社員の皆様9名による、
「第21回知床ボランティア」が開催されました。
このボランティアは、ダイキン工業様からの寄付による森づくりの一環で、
社員の皆さんが実際の森づくりに携わっていただいているものです。
コロナ禍で第19回、20回が直前で中止判断をするなどしばらく開催できず、
久しぶりの開催となりましたが、
今までご参加いただいた社員の方の累計人数は、今回でなんと200名を超えました。
今回は「冬のボランティア」の為、雪の上での作業です。
初日は雪上での作業に慣れるため、まずはスノーシューで歩く練習から始め、
午後は、過密状態となり陽が差し込まなくなったアカエゾマツ造林地で間伐作業を行いました。
100平方メートル運動地を「針広混交林」という本来の森へ戻すために
苗畑で中型まで育てた広葉樹を植樹していくのですが、添え木にアカエゾマツの間伐材を有効利用しています。
一本ずつのこぎりで間伐し、枝をきれいに取り除いて添え木にしていきます。
2日目は添え木づくりに加え、切り出した添え木をひたすら運搬する作業をお手伝いいただきました。
この頃には参加者の皆さんも雪上での作業にすっかり慣れ、さくさく木材を運んでゆきます。
添え木をそりに乗せてひたすら運搬。往復1kmの距離を行ったり来たり。
慣れない雪上で、力仕事の多い地道な作業の中、和気あいあいと作業をされる皆様に
スタッフ一同元気をもらいました。おかげで植樹をするための添え木をたくさん用意することができました。
2日間とも晴天に恵まれ、作業の終わりには流氷と知床連山に挟まれる絶景で記念撮影をパチリ。
この日の前日に流氷が今年初接岸!絶景をお見せすることができました。
作業を終えた皆様から「実際に知床でボランティアに参加したことで、
森づくりの地道な作業が大事なのだと実感できた。」
「今日の作業が次回につながっていくところを見たい。」と嬉しいお言葉をいただきました。
なにより、皆様と一緒に森づくりを体験し、知床のことを一緒に考えることができ
現場スタッフの一番の励みになりました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(担当:かやの)