第29回森づくりワークキャンプ 開催報告
10月27日から31日の日程で「第29回森づくりワークキャンプ」が開催されました。このイベントは「しれとこ100平方メートル運動」の公式交流事業で、運動参加者が4泊5日で知床に滞在しながら森づくり作業をする毎年恒例の行事です。
今年は、広葉樹の大型苗をアカエゾマツ間伐林に移植しました。移植する大型苗は、ここ知床で自生する広葉樹の種子を取り、20年以上の歳月をかけ、多くの森づくりボランティアさんによって育てられた苗木です。
苗木を固定する支柱を建てる為に、約70㎝の穴を掘ります。
この支柱は、先日の植樹祭後に行われた馬搬イベントで搬出した間伐材を有効利用しています!
苗木の掘り取り作業が一番の重労働かもしれません。根鉢を崩さないように慎重に作業します。
大型苗の移植ではクレーンを使います。スタッフは必要な資格を習得しています。
シカに樹皮を食べられないように保護ネットを巻く事も忘れないように。
最後に強風に耐えれるよう横木を設置して完了です。
今回は沖縄からの初参加者を含む7名、斜里町役場の職員、「THE NORTH FACE/HELLEY HANSEN知床店」のスタッフで7本の広葉樹大型苗を植えることができました。参加者の皆様、本当にありがとうございました。「森づくりの道」開拓小屋コース沿いに今回の作業地がありますので、トレイルを歩く機会がありましたら、ぜひ見てくださいね。