ダイキン工業「第23回知床ボランティア」開催のご報告
2024年2月2日~2月5日にかけて、ダイキン工業の社員の皆様9名による、「第23回知床ボランティア」が開催されました。
このボランティアは、ダイキン工業様からの寄付による森づくりの一環で、社員の皆さんに実際の森づくりに携わっていただいているものです。
これまでに参加いただいた方は、なんと総勢225名にもなりました。
今回は「冬のボランティア」のため雪の上での作業がメインなのですが、数日前から流氷がびっしりと接岸しているウトロの気温は連日-10℃を下回る真冬日で、知床の冬の寒さをしっかり体感できるボランティアとなりました。
初日は、知床の森づくりについてのレクチャーを受けていただくところからスタートです。
開拓の歴史、100平方メートル運動について、現在の森づくりはどのようなことを行っているのか、森づくりスタッフよりお話させていただきました。
100平方メートル運動ハウスでは開拓の歴史、森づくりについての展示を見ることができます。
午後はいよいよ冬の森へ出発です。
雪上での作業に慣れるため、まずはスノーシューで歩く練習から始め、森づくりの道「開拓小屋コース」の看板設置を行いました。(雪深くなるこの時期は、利用する方の道迷いを防止するために遊歩道上に看板の設置を行っています)
コース上に次々看板を設置していきます。
2日目は、過密状態となり陽が差し込まなくなったアカエゾマツ造林地で間伐作業を行いました。
切り出したアカエゾマツは、次の春~秋に植樹を行う際の大事な添え木になります。
1本ずつ手作業で切り出していくので、見た目以上にハードです。
午後は原生林トレッキング体験です。
一度開拓された場所にもう一度木が生えた二次林と、自然のままの原生林との違いを体験していただきました。
沖までびっしりの流氷とともにパチリ。
最終日に行われたミーティングでは、皆様から
「数百年と続いていく森づくりの一場面に参加できたことが嬉しい」
「今回のボランティアに参加したことで、身近なところでも何か活動できたらと思った」
「自然のことだけでなく、開拓の歴史に触れることができて良かった」など
嬉しいお言葉をいただきました。
いつもボランティアの皆様から学ばせていただくことが多く、なにより元気をもらっているスタッフ一同でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
プライベートでも是非また知床へお越しくださいね。
(担当:かやの)