今年もイワウベツ川にて魚類調査(春)を行いました!
しれとこ100平方メートル運動地のほぼ中央を流れるイワウベツ川には治山ダム2基があり、サケ科魚類の遡上の障害となっていました。昨年秋、そのうちのダム1基が改修され、数年後には2基目の改修も計画されています。
100㎡運動の取り組みでは、2022年秋にイワウベツ川支流の盤ノ川にある河川工作物へ手作り魚道を設置し、前述の改修待ちのダムより上流域では既に魚が行き来できる状況を作り出しています。
今後のダム改修効果を検証するために、河川環境が回復する前の魚類生息状況を調査しています。調査は東京農業大学オホーツクキャンパス、知床博物館による全面的な協力により行いました。
調査の方法は、電気ショッカーで魚を感電させ麻酔でおとなしくさせてから体サイズや胃内容(食べ物)を調べ、DNA採取の為に油びれの一部をサンプリングします。目では見えない川の中の現状を、調査によって明らかにし、今後の取り組みに活かす重要なプロセスです。
東京農業大学・知床博物館の皆さん、ありがとうございました。秋の調査もよろしくお願いします!