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ダイキン工業「第24回知床ボランティア」

 

 

2024年9月19日~9月22日にかけて、ダイキン工業の社員11名による「第24回知床ボランティア」が開催されました。

このボランティアは、ダイキン工業様からの寄付による森づくりの一環で、社員の皆さんに実際の森づくりに携わっていただいているものです。これまでになんと総勢236名もの方にご参加いただいています!

 

今回はアカエゾマツ間伐林への広葉樹の植樹や魚道の修繕など、力仕事の多い内容でしたが、森づくりから川づくりまで幅広く取り組むボランティア活動となりました。

 

初日は、知床の森づくりについてのレクチャーを受けていただきました。

開拓の歴史や100平方メートル運動のこと、現在の森づくりはどのようなことを行っているのか、森づくりスタッフよりお話させていただきました。

 

レクチャーをした「100平方メートル運動ハウス」では開拓の歴史や運動の内容を展示

 

2日目はいよいよ森の中でのボランティア作業です。

植樹する苗木を車から下した後、最初にエゾシカに樹皮を食べられないようにネットを巻きます。

 

【なぜエゾシカから樹皮を守るのか?】

エゾシカは冬、十分に食べるエサがないと広葉樹の樹皮を食べます。樹皮を一周剝がされてしまった木は根からの栄養を届けることができず枯れてしまうため、樹皮を食べられないようネットを巻いて保護します。

 

 

隙間ができないようしっかり巻いていきます。

 

植樹する場所が決まったら、ここからは力作業の連続です。苗木運び、はしご運び、水バケツ運び。。。

今回のボランティアで初めて顔を合わせるという方ばかりでしたがあっという間にチームワークが生まれ、協力し合いながら楽しい雰囲気で作業は進みます。

 

重たい苗木(約30㎏)を森の奥まで運んでいきます。

 

 

苗木を植える穴掘り。スコップを初めて持った!という方も。

 

 

植えた苗木を支柱に固定して完成です!

 

3日目は魚道の修繕を行いました。魚道とは、魚が越えることができないダムなどの人口的な落差を解消し、魚がダムの上下を行き来できるようにした水路です。2021年に設置したこの魚道では、2023年にオショロコマ1尾が通過しています。この夏、魚道脇からの水漏れが発生し、水の流れが途中で途絶える状況が発生していました。

 

修繕にはまず水漏れ穴をふさぐ土嚢(どのう)を用意することから始まります。今回使った土嚢は40袋(1袋約30㎏)。土嚢詰めから運び込みまで、最高のチームワークで皆さんがんばってくださいました。昨日から重たいものを運ぶ作業ばかりですみませーん(笑)。

 

 

水漏れ箇所を探しながら丁寧に土嚢を積みます。ダイキン製造部署のレジェンドによる水漏れ構造を探しだす目は、さすがでしたー。最後に作業のため堰き止めていた入水口を開放、川の水は無事に下まで流れて魚道の機能が回復しました。

 

 

最終日に行われたミーティングでは、皆さんから

「寄付だけでなく、実際に活動に参加したことで、どんなことをしているか身をもって体験できてよかった」

「今回のボランティアに参加したことで、普段の生活の中でも何かできたらと思った」

など、嬉しい感想をいただきました。

 

何よりも現場スタッフの励みになります!

プライベートでも是非また知床へお越しくださいね。

(担当:かやの)

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