(株)GOLDWINサプライヤー知床研修
10月22日~25日の日程で「しれとこ100平方メートル運動」へ毎年ご支援頂いている(株)GOLDWINの社員及びサプライヤー(製造担当)の方々を対象に、環境保全活動へ貢献するマインドを高める研修として、森づくりを体験する研修が行われました。
1日目は、「知床の自然を学ぶ」と題して、世界自然遺産・知床を深く学んでいただくためにレクチャーを実施しました。知床における陸海空の生態系の繋がりに始まり、かつての開拓の歴史やしれとこ100平方メートル運動についてお話ししました。
研修に参加された(株)GOLDWINを支えるサプライヤー企業の皆様の中には、初めて知床に訪れた方も多く、学びの多いレクチャーになったと思います。
レクチャーの後は、「知床の研修に期待すること」を全員が各々考え、共有していただきました。
知床の自然を純粋に楽しむ、知床で新しい発見をするなど様々な「期待すること」が出ました。
2日目は、森づくりの道「開拓小屋コース」を実際に歩きながら、知床における開拓の歴史と最新の森林再生の手法を視察していただきました。
トレッキングの後は、開拓小屋でディスカッションをしていただきました。
様々な企業で活躍されている皆様が同じ空間で話し合い、意見を交換する非常に有意義な時間でした。
各社が環境のために行っている取り組みなどを共有していただき、私達としても学びの多い時間となりました。
最後に2日目のまとめとして、1日の振り返りをしていただきました。
森歩きやディスカッションでの気付きや感じたことを共有する時間です。
3日目は、知床の森づくりを体験する日でした。
知床本来の針葉樹と広葉樹がバランスよく入り混じる豊かな森林を目指して、広葉樹の苗木を植樹していただきました。
シカから木を守るための樹皮保護ネットを巻き、スコップなどを使いながら木を丁寧にアカエゾマツ林に植えていきます。
全身を使う作業でとても大変だったと思いますが、皆様のおかげでミズナラ2本、イタヤカエデ2本、ヤチダモ1本、オオヤマザクラ1本、ミズキ1本、キハダ1本の合計8本の広葉樹を植樹することができました!
森づくり作業の後は、私たちが目指す豊かな森の目標である原生林をトレッキングしました。
多様な樹種や生物が生息する森を見ていただき、広葉樹を植樹することの大切さや、動物にとっての森づくりの重要性についてお伝えしました。
最後は、今回の体験を踏まえて「知床のために企業ができる企画」を各班で考えて発表していただきました。
森づくりの道「開拓小屋コース」でのトレッキングや森づくり作業などの実体験を通して、初日に発表した「知床の研修に期待すること」に加えて、新たな気付きを得た方もいらっしゃいました。
どの企画も興味深く充実しており、私たちにとっても今後に繋がるような有意義な発表でした。
考えていただいた企画を実現していけるように私共も頑張っていきたいと思います。
(株)GOLDWINを支えるサプライヤー企業の皆様、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いします。