みんなで持ち寄る「シレトコのコト」 第2回斜里会場レポート
12月18日(水)、斜里にて「第2回 みんなで持ち寄る シレトコのコト」が開催されました。
「第1回 みんなで持ち寄る シレトコのコト」については、下記のリンクからご確認いただけます。
斜里会場 https://www.shiretoko.or.jp/report/2024/11/8218.html
ウトロ会場 https://www.shiretoko.or.jp/report/2024/11/8222.html
羅臼会場 https://www.shiretoko.or.jp/report/2024/12/8257.html
斜里会場では①自然、②伝統・文化・歴史、③産業・暮らし・食(衣食住)の3つのカテゴリーでグループ分けをしました。
各チーム頭をひねりながら、様々な意見を出し合いました。
~「自然」チームの様子~
自然というカテゴリーが非常に広いので最初は「何から考えようか」といった様子でしたが、
極地である「知床半島・知床岬」や知床を代表とする動物「ヒグマ」、「羅臼町と斜里町の自然の違い」など少しずつ焦点を絞りながら議論が進みました。
「では、なぜ知床のヒグマが魅力的なのか」と、一歩掘り下げたテーマをテーブルにあげたところ「町のヒグマ対策など、知床に住む住民がヒグマに本気で向き合っている」
「海から山という凝縮された自然環境や豊かな餌資源がヒグマの住みやすい環境を作り出しているのでは」という意見が出ました。
さらにそこから一歩踏み込んで、
~「伝統・文化・歴史」チームの様子~
前回のワークショップを振り返りながら「しれとこ斜里ねぷたが挙がっていた!」という意見を基に、議論が始まりました。
その後は
「ねぷた祭りは津軽藩士と斜里町の繋がりから始まっているよね」
「ねぷた祭りの歴史や魅力を伝えられる施設はどこだろう」
「道の駅や博物館に隣接している交流記念館も良いよね」
など、ねぷた祭りを軸に実際に体験できる場所の話しまで議論が進みました。
~「産業・暮らし・食(衣食住)」チームの様子~
こちらのチームは産業について深堀りし、「斜里の漁業はなぜすごいのか」という深掘りのテーマに対して
「研究されつくした方法で網を仕掛けている」
「持続的に漁を行えるように取りすぎないようにしている」
などと住民の方だからこそ知っている魅力を話してくれました。
最終的には「知床の魅力は四季を楽しめること、自然のサイクルで暮らしが成り立っている。その季節ごとの楽しみ方を観光客の方にも味わってほしい」という意見があがり、季節ごとに何が楽しめるのかまとめたオリジナルカレンダーが出来上がりました。
最後はグループの代表者が、2時間かけてそれぞれどんな議論をしたのか、発表してくれました。
参加者の皆様の積極的な意見出しにより、各カテゴリーの内容をさらに深堀りすることが出来た回となりました。
参加して下さった皆様、本当にありがとうございました!
このワークショップは次回が最終回となっております。
第3回のワークショップでは、第1回、第2回のワークショップを踏まえて、これまで練りあげてきた「魅力」を伝えるためのストーリー案をみんなで考えたいと思います。
【第3回ワークショップの日程と会場】
第3回 斜里会場 1月15日 18:30~(ゆめホール知床 会議室1)
第3回 ウトロ会場 1月16日 18:30~(ウトロ漁村センター)
第3回 羅臼会場 1月17日 18:30~(羅臼町コミュニティセンター)
初めての参加も大歓迎です!下記のフォームから皆様のご予約をお待ちしております。
今後のワークショップも各回でブログを更新予定です。
皆さん、ぜひ見てくださいね!
※本業務は環境省からの委託事業として知床財団が運営、実施しております。