北海道SUBARU(株) 社員研修
2025年2月17日~18日にかけて、北海道SUBARU(株)の社員の皆様の森づくり研修を実施しました。

100平方メートル運動について導入のレクチャーを実施しました
1日目は、しれとこ100平方メートル運動地の中央を流れるイワウベツ川沿いに設置されている防鹿柵の巡視を行いました。森林再生や生物相復元のために必要な河川環境の改善についてのお話をさせていただきました。
知床に生息するサケやマスなどの魚類は、流氷がもたらす豊かな栄養を海から山に運んでくれるだけではなく、シマフクロウやヒグマなど多くの動物にとっての餌にもなります。海と山を繋ぐ川を実際に見ながら歩くことで、知床の自然の大きな循環を肌で感じていただけたと思います。
2日目は、樹皮保護ネットの巻きなおし作業を実施しました。今回は、シカが大好きな広葉樹であるハルニレの木にネットを巻いていただきました。

雪を掘って地面まで丁寧にネットを巻いていきます
皆様にとっては初めての作業で決して楽ではない作業だったと思いますが、ハルニレの木3本のネット巻き直しを無事完了することができました。今回巻いた木がシカの樹皮食いから守られ大きく育って、いずれその種を河川周辺に飛ばし、生物にとってより豊かで住みやすい環境ができることを期待しての作業でした。

無事ネットを巻き終わることができました
作業後は100平方メートル運動ハウスにて、運動についてより詳しく説明させていただきました。開拓の歴史があったこと、開発の危機から守られた土地に豊かな森を創ろうとしていることなど、様々なことをお伝えしました。参加された方の中には、ありがたいことに実際に運動の支援者になってくださる方もいました。

100平方メートル運動ハウスでのレクチャー
2日間という短い日程でしたが、私たちにとっても非常に有意義な時間となりました。
これからも何卒よろしくお願い申し上げます。またぜひ知床へお越しください。
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